ボランティアの募集
PEOPLE

年末、子どもたちの“食”を守りたい。ひとり親家庭への食品支援ボランティア募集

認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、日本国内の子どもの貧困対策事業としてフードバンク「グッドごはん」を運営し、低所得のひとり親家庭に向けた食品配付を行っています。

認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン(本部:東京都大田区、代表理事:小泉 智)は、日本国内の子どもの貧困対策事業としてフードバンク「グッドごはん」を運営し、低所得のひとり親家庭に向けた食品配付を行っています。
支援ニーズが高まる年末に際し、首都圏・近畿・九州で食品支援活動を支えてくださるボランティアの募集を強化します。



「グッドごはん」を利用する低所得のひとり親家庭へグッドネーバーズ・ジャパンが行ったアンケート[1]では、この年末年始の家計負担を減らすため、約6割の保護者が「季節のイベント(お正月・クリスマス等)に際した食事や品物の用意を諦める」「栄養面よりも価格を優先して食材を買う」と回答しました(複数回答)。さらに約5割が「自分の食事の量を減らす」と答えるなど、厳しい現実が浮き彫りになりました。

年末は学校給食がなくなり、家庭での食費負担が増える時期です。経済的な困難を抱えるひとり親家庭では、その負担が特に重く、十分な食事や季節の食卓を諦めざるを得ない場合が少なくありません。
こうした状況を受け、グッドネーバーズ・ジャパンではこの冬の食品配付で、ニーズの高いお米のほか、粉末スープなどの手軽に体を温められる食品、フライドチキン、クリスマスお菓子キット、お餅といった季節を感じられる食品などをお渡しできるよう準備を進めています。
その実現には、食品の仕分けや配付作業を支えてくださる多くのボランティアの力が欠かせません。

・活動内容 

活動内容は大きく、①食品配付と②倉庫作業の2種類です。
①食品配付:配付日当日に食品の準備、配付の受付、配付サポートなどを行っていただきます。
②倉庫作業:当月の配付に向けて、倉庫で食品の搬入や整理、配付準備などを行っていただきます。
・作業内容の詳細は配付日・場所によって異なります。
・未経験の方もご参加いただけます。特別な資格やスキルはご不要です。
・グッドごはんの公式Instagramより、作業の様子やボランティア参加者の方のインタビューをご覧いただけます。
(ボランティアは、年末以外の期間にも常時募集しております。)

・活動日時・場所
ホームページにて毎月の活動予定を更新しております。詳しい募集状況は以下URLをご参照ください。
<首都圏> https://www.gnjp.org/work/domestic/gohanvolunteer/#t
<近畿>  https://www.gnjp.org/work/domestic/gohanvolunteer/#o
<九州>  https://www.gnjp.org/work/domestic/gohanvolunteer/#k

※各日程、定員(1~5名/日)に達し次第締め切ります。
※参加日時は、他のボランティアの申し込み状況により調整させていただきます。

・応募方法
1)ホームページにて活動内容・日時をご確認ください。
2)お名前、ご連絡先(Tel, Email)、参加可能日時・場所を明記の上、下記アドレスまでメールにてご応募ください。
件名を「グッドごはんボランティア応募(地域名)」とご記載ください。
グッドネーバーズ・ジャパン グッドごはん担当
gohan-volunteer@gnjp.org

・待遇
・無給
・ボランティア保険加入(当団体負担)

[ボランティア保険について]
登録ボランティアの皆さまには、当団体が法人契約しているNPO活動総合保険が適用されます(当団体負担)。NPO団体および会員個人がそれぞれ負担する損害賠償責任と活動中の会員の傷害などが包括して補償されます。
保険種類:NPO賠償責任保険・NPO傷害保険(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社)



・「自分のスケジュールに合わせて参加日や場所を決められるので、とても活動しやすいです。いろいろな会場で、さまざまなスタッフさんやボランティアさん達と協力して配付活動をする事は、とてもやりがいがあり、充実した時間を過ごす事が出来ます。また、とりわけお菓子や嗜好食品に喜んでいるお子さんや親御さんを見ると、こちらまで嬉しくなります。」
・「倉庫作業・配付もどちらも参加しましたが、ボランティア同士でおしゃべりしたり和やかな雰囲気です。普段デスクワークばかりなので気分転換や運動不足解消にもなっています。」



「一生懸命働いても生活が苦しく、なかなか大変な毎日ではありますが、皆さんの温かいご支援に触れ、一人で生きているのではないと気付かされます。皆さんからの寄付や、ボランティアさんのご支援に心から感謝致します。」

「いただいた食品のひとつひとつに、支えてくださる皆さまのお気持ちが込められているようで、受け取った瞬間から心が温かくなりました。子どもたちも喜んで食事を楽しんでおり、その笑顔を見るたびに、こうした支援のありがたさを実感しています。」



外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標 2. 飢餓に終止符を打ち、食糧の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
2.1 2030年までに、飢餓を撲滅し、すべての人々、特に貧困層および幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食糧を十分得られるようにする。
2.2 5歳未満の子どもの発育障害や衰弱について国際的に合意されたターゲットを2025年までに達成するなど、2030年までにあらゆる形態の栄養失調を撲滅し、若年女子、妊婦・授乳婦、および高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。
2.3 2030年までに、土地その他の生産資源、投入財、知識、金融サービス、市場、および付加価値や非農業雇用の機会への平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民族、小規模な家族経営の農家、牧畜家および漁師をはじめとする、小規模食糧生産者の農業生産性および所得を倍増させる。
2.4 2030年までに、持続可能な食糧生産システムを確保し、生産性および生産の向上につながるレジリエントな農業を実践することにより、生態系の保全、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水その他の災害への適応能力向上、および土地と土壌の質の漸進的改良を促す。
2.5 2020年までに、国内、地域、および国際レベルで適正に管理および多様化された種子・植物バンクなどを通じて、種子、栽培植物、飼育動物・家畜、およびその近縁野生種の遺伝的多様性を維持し、国際的合意に基づく遺伝資源および伝統的な関連知識の活用による便益へのアクセスおよび公正かつ公平な共有を推進する。
2.a 国際協力の強化などを通じて、農村インフラ、農業研究・普及サービス、技術開発、および植物・家畜遺伝子バンクへの投資を拡大し、開発途上国、特に後発開発途上国における農業生産の強化を図る。
2.b ドーハ開発ラウンドの決議に従い、あらゆる形態の農産物輸出補助金および同一の効果を伴うすべての輸出措置の並行的廃止など、世界の農産物市場における貿易制限や歪みを是正および防止する。
2.c 農産物商品市場およびデリバティブ市場の適正な機能を確保するための措置を講じ、食糧備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にすることにより、食糧価格の極端な変動に歯止めをかける。